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小野万特製味噌@小野万・二戸市

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写真: 小野万特製味噌@小野万・二戸市

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麺屋 小野万
  二戸市石切所枋ノ木14-3

 二戸にある小野万の味噌ラーメンが独特で美味いという情報を得たので訪れた。800円。日曜日の開店時間だが、お客は自分を含めて5名と寂しい。お昼時になれば混むのかな。ちなみに、ご主人はキッチンカーでいわて雪まつりのメイン会場である岩手高原スノーパークへお出かけ中。
 麺は自家製のストレート中麺。中加水の麺のようで、コシとか歯応えは感じられないが、結構モッチリとしていて後述する非濃厚スープとの相性も良い。スープを口に含むとまずは魚介がブワッと香る。魚介は数種の煮干しと削り節だそうだ。そして、少し遅れて味噌の風味が穏やかに広がる。ベースは鶏ガラと豚骨。背脂が浮いているが重くはなくほどよいコクで、油が浮いて濃厚な札幌味噌ラーメンとも街の食堂のあっさり味噌汁ラーメンとも異なるすっきりとした味わい。こういう味の味噌は滅多になく、オリジナリティーにあふれていて美味しい。思わず完飲してしまった。チャーシューは豚バラのロール。地元の久慈ファームが生産する「折爪三元豚 佐助」という豚を使っているそうで、赤身部分の旨味、脂身の甘さが味わえ申し分ない美味しさ。味玉の黄身は好みのゼリー状だったが、味の濃さは普通だったのは今一歩。佐助豚の挽肉とモヤシを、モヤシが変色するまで中華鍋で炒めたものが載っていたが、それでもモヤシはシャキシャキで、モッチリとした麺の食感とコントラストをなしていてどちらも引き立てあっている。また、この炒め油として使われているゴマ油がスープに味の深みを与えているように感じた。薬味のネギが白ネギと小ネギの2種類というのもこだわりだろう。
 麺量が140gとやや少なめだが、噂どおりの秀逸な一杯だった。

・お気に入り度:○+

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