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ワンタンメン@やたべ・白河市

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写真: ワンタンメン@やたべ・白河市

写真: 味玉鶏白湯・黒@風 KAZE・いわき市 写真: 突き出しの鶏ガラ@やたべ・白河市

手打中華 やたべ
  白河市旗宿広表74-1

 白河ラーメンで一番美味しいのはこちらという話を聞き、一念発起して白河市までやって来た。白河市といっても街中ではなく、もう少しで栃木県那須町との県境という田畑が広がる山あいの場所で、目の前には白河関跡がある。土曜日の12時少し前で店内はほぼ満席、その後は時々外待ち客が生じるような混み具合だった。場所が場所だけに通りすがりというのは考えにくく、ほぼ全員が狙っての訪問だと思われるということは相当な人気店なのだろう。注文は「白河ラーメンならまずはワンタンメン」と教えられているとおりにした。780円。
 麺は幅が3〜5?ほどの手打ち平打ち縮れ手揉み麺。チリチリに縮れているものの麺肌は割りとツルンとしていて、弱いコシもあって軽くプリッ、シコッとしている。薄めの麺なので伸びるのは比較的早いが、それでも最後までシコシコ感は残っていた。スープは香味油が鶏油で、出汁も鶏がメインのため鶏風味を強く感じるが、鶏白湯のような鶏臭さは皆無。また、醤油の風味もかなり強めに感じられるが全くしょっぱくはない。鶏、醤油、油がそれぞれ主張するもののバランスは崩れておらず、全体としてはすっきり、あっさりとした味わいに仕上げてある。これは凄いことだと思う。チャーシューは周囲がピンク色に染まったモモ。ネットでは炭火で1時間燻しているとあったが、スモークの香りはほとんど感じられなかった。少し締まっているが、醤油風味が感じられ、旨味もそこそこ残っていて不満はない。ワンタンは大きくて厚めの皮のためチュルンとした食感はないが、滑らかさが麺との対比になる。餡は豚ではないかと思うがかなり少量のため自信はない。それが5個載っていた。メンマはジャグジャグと軟らかくて、ほとんど味が無く、当然、特有の風味も感じられなかった。青菜は青臭さがなかったのでチンゲンサイだろうか。ナルト魚介の味が感じられ、ここまで味が濃いのは珍しいのではないだろうか。
 ラーメンの配膳前に、醤油ダレを掛けた鶏ガラが突き出し的に配られたり、ラーメンには白菜の浅漬けが添えられるなどサービス精神が旺盛なお店。ラーメンの味わいを含めて人気店になるのは容易に理解できた。

・お気に入り度:○+

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