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ラーメン@宮元製麺・江東区南砂町

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写真: ラーメン@宮元製麺・江東区南砂町

写真: 蛤とはかた地どりの手揉み中華蕎麦@かれん・足立区北千住

宮元製麺
  江東区東砂5-1-11 ジェイズクレイドル1階

 煮干しつけ麺宮元@大田区蒲田の3号店として3月19日(日)にオープンしたばかりの新店。煮干しつけ麺 宮元で限定メニューとして提供していた宮本家流家系ラーメンをブラッシュアップしたものをメインに据えて営業するようだ。平日の11時25分にお店に着くと、お店の入口正面にある券売機に向かって2人連れの先客があーだこーだと言っているだけで難なく入店できた。券売機を見ると、主なメニューはラーメン950円、つけ麺1000円、油そば950円、塩ラーメン950円、塩油そば950円で、ご飯ものや餃子も用意されている。ラーメンと油そばの麺量は並盛りだと130gと博多ラーメン並の少なさだと事前学習していたので、これは是非100円を追加してして180gの中盛りにしなければと思っていたものの、いざ実店舗ではすっかり失念してしまい、気付いたのは席に座ってしばらく経ってからとその時は既に「時遅し」だった。
 配膳された丼を見ると家系に似ているが、麺が平打ちではないこと、青菜がホウレンソウではなくコマツナ、大判の海苔が3枚ではなく2枚などが異なっていることがパッと見で分かる。麺は弱縮れの太麺。しっかりした歯応えと強いコシがある食感強めの麺だ。長さも、家系のお店で通常使われている平打ち麺より長い。自家製麺だそうだ。スープは醤油トンコツで、油多めにしなかったのにかなりの量の鶏油が浮いていて、このため、鶏の風味を強く感じる。スープも、一般的な家系では「鶏ガラも混ぜて炊いたトンコツ」だが、ここのはトンコツスープに鶏白湯をブレンドしたように思えるほどやはり鶏が効いている。ラーメンラースで食べることを前提にしているのか、ギリギリ許容範囲内だがかなりしょっぱいのが玉に瑕だが、これはこれで美味しいスープだと思う。具材はモモチャーと小松菜、それに薬味の木口切り長ネギが少々と少し寂しい気はする。だが、モモチャーは炙り焼きされているようでしっかりとした薫香があり、また、サクッとたやすく噛み切れる軟らかさには驚いた。当然、旨味は十分。青菜も前述のとおり家系では定番のクタクタホウレンソウではなく、シャキッとしているものの青臭さはないコマツナで、動物系が濃いスープによく合っている。
 家系のようだが実際は麺、スープ、具材とも既存の家系のお店にはなかったもので、味わってみるとオリジナル度が相当高い一杯だと気付くはず。他店との差別化を図るのが狙いと推測する。次は間違いなく中盛りを頼もう。なお、退店時には店頭には10人ほどが並ぶでもなく散らばって待っていた。東京メトロの駅からはちょっと距離があるものの、特に亀戸方面からの都バスは本数もあるし、ほぼ歩かなくてよいのでそれがベターだろう。

・お気に入り度:〇+

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