夏草と、蒼い風。
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夏草の中、汗ばむ暑さをこらえ、じっと待つ。
向こうから二条のヘッドライト、一瞬田んぼを渡る風。そして機関車の後に続くのは、待ち焦がれた、大好きなあの汽車。
今年の夏も、逢うことができてよかった。
〜列車番号9623 団体、通称“天理臨”〜。
この数年で、ここ関西ではその姿を見ることもかなわなくなりつつあるブルートレイン。
奈良盆地、山の辺をゆっくりと行く姿は、短くなったとはいえやはり堂々の“寝台特急”。
久しぶりの出会いに胸が高鳴ると共に、いつまで蒼い車体の活躍が見れるのかと思うと少し切ない気持ちに。
時代は確実に流れてゆく。
それでも、自分の青春の詰まった列車はずっと残っていてほしいもの。
アルバム: La memoire du TRAIN BLEU
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