ヘルプ

香味徳@香味徳銀座店・中央区銀座一丁目

  • 53

写真: 香味徳@香味徳銀座店・中央区銀座一丁目

写真: つゆ無し担担麺@阿吽浅草店・台東区田原町 写真: ネギラーメン・濃い目・こってり@かいざん西船橋店・船橋市

牛骨ラーメン 香味徳(かみとく)銀座店
  中央区銀座1-13-6 ヤマトビル1階

 鳥取県の中西部ではラーメンの出汁を、鶏や豚骨ではなく牛骨で取るお店が多い。全国的には山口県下松市や山形市、大分県中津市などでも使われているようだが、レアであることは間違いがない。そんな珍しいラーメンを食べに銀座に出かけた。鳥取県琴浦町にある本店では牛骨ラーメンにバリエーションはなかったが、こちらでは、ノーマルな醤油のほかに牛骨白湯、魚介牛骨、牛骨味噌、牛骨担々麺に魚介牛骨つけ麺とバリエーション豊かに用意されている。また、ライスは終日無料の上、ランチタイムには+50円でミニ豚丼かミニ明太丼とのセットにできるという太っ腹なサービスをやっている。なので、800円のセットメニューの食券を発券し、店員さんに「(ノーマルな醤油ラーメンの)香味徳と豚丼で」とお願いした。
 麺はほぼストレートの中細くらいの太さ。ほどよい歯応えが残る程度に上手く茹でられていて、ツルシコだが弾力もあって口の中で少し暴れるのがユニーク。スープは、これは間違いなく牛骨ですという味わい。牛骨出汁の特徴である甘さとともに香ばしさも感じられる。甘味が強いため粗挽き黒コショウを振りかけて味を引き締めていて、それが有効に作用している。メニューに「薄口醤油味」と書かれているように、西日本らしく薄口醤油を使っているので醤油の風味は全く目立たない。とにかく、日頃食べ、飲み慣れているラーメンスープとは大きく異なる味わいのため箸とレンゲが進みそうになるが、この後のことがあるのでレンゲの方はグッとブレーキをかけた。チャーシューは肩ロース。これと海苔には箸は付けず、第2ラウンド用にとっておいた。メンマはシャグシャグと中途半端な食感の上、薄味なのに発酵臭が強めという日光の手前な出来。仕入品だろう。野菜はモヤシとミズナ、それに九条ネギらしき青ネギ。いずれもシャキシャキで小気味よく、結構しっかり味の牛骨スープとの相性もすこぶる良くて美味しい。ラー本によれば麺量は160gとのことで、それなりにお腹は満ちたがあくまでもそれなり。ということで第2ラウンドに突入。
 セットメニューとして小丼で提供されたミニ豚丼。お茶碗1杯分ぐらいのご飯の上に、角煮風のお肉が3〜4個載り、タレをかけ回した上で葉ネギと刻み海苔が載っている。これは当然このままでも食べられるが、今回はラーメンを食べ終わるまで箸を付けずに置いておいた。麺を食べ終わったラーメン丼からチャーシューと海苔を移動し、残ったラーメンスープをたっぷりと回しかけて即席雑炊の完成。豚丼の肉はコロコロとした一見角煮風だが、チャーシューの切れ端部分を再度タレで煮込んだもののよう。八角のような中華系の香辛料が効いているので好き嫌いはあるだろう。カウンター上にある食べ放題のキムチをつまみながら、ズズズッーとかき込んで完食。スープの量が多かったので使い切れずラーメン丼に多少のスープは残したが、他意はない。

・お気に入り度:○

アルバム: 公開

お気に入り (0)

まだお気に入りに追加している人はいません。

コメント (0)

まだコメントがありません。最初のコメントを書いてみませんか?

コメントするにはログインが必要です。フォト蔵に会員登録(無料)するとコメントできます。