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2019_0922_173859 【KS73】

Photos: 2019_0922_173859 【KS73】

Photos: 2020_0614_162053 KS73 エコノミカルトラック Photos: 2017_1103_121019 KD204の残骸

京阪2200系の電動車が履くKS73型台車
京阪では2000系・2200系・2400系・5000系・1000系の電動車に多く用いられていますが
世の中では珍しい構造のエコノミカル台車という台車です。
今の電車では当たり前の装備の空気ばねですが、日本で本格的に採用したのは京阪電車が最初です。
世界的にも試作レベルのものしかありませんでしたが、カーブが多くて国鉄や阪急にスピードで劣っていた京阪は対抗策として乗心地にはひとかたならぬ拘りを持っていて当時空気ばねの研究に着手していた汽車製造会社(今の川崎重工)の誘いに乗った形になります。
昭和31年、スクータのタイヤを横向きに重ねた空気ばねを車軸の周りに配したKS-50型台車で日本の空気ばね台車の歴史がスタートしました。
http://photozou.jp/photo/show/251552/251728079
この台車の乗心地は非常によく、本格的に空気ばね専用の大型のゴム型を作って枕ばね(車軸ではなく車体に繋がっている方のばね)を空気ばねにしたKS51型、その改良型のKS58型、KS70型、KS132型、KW37型、KW50型、KW79型と次々と改良型が造られて新しい電車に取り付けられていきました。
http://photozou.jp/photo/show/251552/231622887
http://photozou.jp/photo/show/251552/191092930
http://photozou.jp/photo/show/251552/119327934
同時期にこれを見た他の私鉄でも高価な空気ばねが試されましたが、京阪ほどカーブが多くなく乗心地の悩みは深刻でなかったので本格採用には至りませんでした。
一方国鉄では多少高価でも料金の取れる特急電車・客車には採用されていきましたが通勤電車では採用を見送っています。
高価という点は京阪にとっても悩みの種で、通勤電車に空気ばねを普及させるには構造をシンプルにして安くする必要がありました。
そのために考えられたのがこのエコノミカル台車です。空気ばねの性能が良いことを利用して
大胆に軸受け周りのばねをやめてしまい、台車のフレームにゴムを巻いただけのシンプルな構造で軸受けを取りつけています。最初のKS63型はゴムが薄すぎて80km/hを超えた辺りからびびり振動が出るという欠点がありましたが、昭和39年に登場したこのKS73型でゴムの厚みを増して完成型になっています。さらなる改良型の昭和52年製のKS99型まで歴史は続きます。
このKS73型以降、空気ばねの上下方向の柔らかなはね効果はもちろん左右方向の適度に硬さのある特性も利用して揺れ枕など従来の台車が左右方向の安定性を保つため持っていた複雑な機構が止められてむしろ台車が安く作れることや、ばねの空気を出し入れすることで乗客の多少にかかわらず車高を一定に保てるという通勤電車に適した特性が知られるようになり、軸受け周りはSミンデン型、モノリンク型などシンプルで特性の良いものが開発され気がつけば通勤電車にも空気ばねが当たり前に採用されるようになっています。
現在最新のKW77Dです。
http://photozou.jp/photo/show/251552/178657069

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Comments (4)

  • B0B8

    台車鉄ですか、バネ鉄ですか?

    10-02-2019 19:19 B0B8 (50)

  • キューチャン

    B707B787さん
    ☆とコメントありがとうございます。
    描き鉄なんかはどうでしょう。

    10-03-2019 21:15 キューチャン (34)

  • キューチャン

    中古のふさん
    ☆ありがとうございます。

    10-20-2019 00:59 キューチャン (34)

  • キューチャン

    TAKESHIさん
    ☆ありがとうございます。

    01-21-2020 22:47 キューチャン (34)

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