ヘルプ

なんて至近距離からD51を撮ってるんだ!@昭和40年代前半の思い出

写真: なんて至近距離からD51を撮ってるんだ!@昭和40年代前半の思い出

写真: D51が来る!@昭和40年代初頭の八高線 写真: 線路を触りながらSLが近づく事を実感しているなんてまさに昭和40年代前半ののどかな時代の事でした

今じゃ怒られちゃうけど、こんなに側でSLを撮っても怒られない時代がありました。
普通にジーンズを穿いているけど、個人的にはこの日は冬で、一緒に行った親父が、僕が半ズボンで行こうとすると、こうしろと言ったのを覚えています。
子供からすると、長ズボンを穿くのは周りの友達もみんな半ズボンで居たのでちょっと照れちゃうから嫌がった事を思い出します。

しかし、この瞬間僕が撮った写真が見つからない。
残念だ。

今でもローカル線で撮っている人達は同じ事を思われているのでしょうが、時に一時間以上そこで待ち続けていたはずだから、一瞬にして通り過ぎた後というのは、なんとも空しい気持ちになったものです。

アルバム: 公開

お気に入り (17)

17人がお気に入りに入れています

コメント (15)

  • しっぽな

    ここに三つの芸術を見る。
    黒く重厚な、走る造形美。それを追う少年の純真。それを捉える父親の愛情。

    撮り鉄少年には悪いけれど、この写真は芸術作品だから残ったのだ、などと思ってしまう・・・、すみません。

    日出や夕陽を捉えようとして、どんどん変わって行く色に追いつけなかったり、撮るのを止めて帰り支度をした後に素晴らしい色の変化を目にしたりすると、本当に空しい気持ちになります。一瞬は、すぐに通り過ぎて、もう元には戻らない。だから、恋しい。

    2012年12月25日 08:45 しっぽな (3)

  • 白石准

    僕のblogの同じ写真の記事
    http://juninho.blog16.fc2.com/blog-entry-4315.html
    にも、僕の父の愛情へのコメントがありました。
    僕が父だったらやっぱり、息子の後ろから撮るのでしょうね。
    僕は機関車にしか興味が無く、父は、機関車と息子に興味がある。

    親は子を忘れないが、子は親の事を忘れていることの方が多い(爆)という象徴的な写真でもありそうです。

    けっこう寒かったイメージが残っていますが、ヒートテックもダウンジャケットもなかった時代、北海道とは比べものにはなりませんが、東京ももっと冷えると早朝には可愛いつららがあった時代です。
    今じゃ雪も降らなくなったし温暖化の事さえこの写真から思っちゃいます。

    2012年12月25日 08:53 白石准 (40)

  • 白石准

    しっぽなさんが、「芸術写真だから残った」と書いてくださったことについてちょっと考えてみました。

    残したのは父で、かつ父の死後、大量に色々捨てた母もこれを残したのは、共通して僕の子供の頃の姿が残っていることが理由だったでしょう。

    父としても、この縦横の比率は多分、紙をトリミングして必要ないと思われた部分を除いてあるので、構図としてはお気に入りだったのだと思います。

    父が良く言ってました。
    同じ機関車を撮った写真を観ると、時に、僕の方が背が低く視点が低いので、機関車が近いと迫力が凄いと、だから、この瞬間、僕が撮ったものが無くなっているのが残念、たぶん母としては、機関車しか写ってなかったから捨てたのかも(爆)

    でもネガが無いか捜索中ですが、あまりに夥しいので何時になる事やら(爆)

    でも、この瞬間の少年の胸の中は高揚感に満たされていたことでしょう。

    近づいてくる圧倒的な鉄の造形の質感の網膜への刺激と、生き物を思い出させる様なはあはあ息をしているかのようなの運伝音と線路の継ぎ目を車輪が踏む耳への刺激と、体に感じる線路の振動と、鼻には、石炭の燃える匂いと、もしかしたら、通り過ぎる瞬間の熱までも五感全部(味覚はないか(爆))で受けていたわけですから。

    たしか前に書いたけど、過ぎ去った後の静寂が来る前の静寂とは質が違っていた記憶は鮮明に残ってます。

    2012年12月25日 10:52 白石准 (40)

  • hamazou

    やはり、モノクロのSLはいいですよね。

    2012年12月27日 12:58 hamazou (59)

  • 白石准

    hamazouさんありがとうございます。
    確かhamazouさんは八王子のご在住だったかと読んだ記憶がありますが、これは八高線のどこだろうな、金子周辺だったかもしれません。

    親父は自分が現像する前提でいたから、当時カラーフィルムはもうあったかと思いますが、いつもモノクロネガを買っていました。

    しかも紙は常に光沢では無くちょっと艶消し系の紙でした。

    今はこの辺りどうなってるんだろうな、今度、八王子から乗ってみて、拝島の先の高麗川や寄居までが守備範囲だった記憶があるから、風景を撮りに行ってみます。

    2012年12月27日 21:25 白石准 (40)

  • nophoto_70_mypic.gif

    実は私も前からこの御写真には興味がありました。
    これはきっと二枚の写真で一つの作品になってるのだなと思いました。
    そして、父親の子供に向けられた愛情と期待を感じます。

    2012年12月27日 22:18 退会ユーザー

  • 白石准

    Fさん、ありがとうございます。
    確かに、少年の僕が線路を触っているのと、撮っているので組み写真にはなっていると思います。

    愛情は今になって感じますが、期待というのは良く判りません(爆)

    でも父親と一緒に音楽以外の事をした思い出というのはこれしか無かったので僕が今カメラに凝っているのはその影響はかなりあると思っています。

    2012年12月27日 22:23 白石准 (40)

  • nophoto_70_mypic.gif

    コメント有難うございます。
    私はbelokamenskyさんの撮られた写真と、この写真とで一つと思いました。
    お父様は既にbelokamenskyさんの素敵な感性を見つけ出されていたのではないでしょうか。

    2012年12月27日 22:34 退会ユーザー

  • 白石准

    そうでしたか。
    でも僕の撮った写真は今のところ、見つからないのです(泣)

    2012年12月27日 22:37 白石准 (40)

  • 雪のんの

    確か ブログにコメントしたの覚えています。
    いいしゃしんね!

    2013年5月1日 21:22 雪のんの (6)

  • 白石准

    雪のんのさん、まあ亡くなった「父親の視点」という想い出の一枚ですね。
    感謝しなきゃね。

    2013年5月2日 08:01 白石准 (40)

  • ラスティ

    この至近距離からの撮影は、怖くなかったんでしょうか。
    子供だから怖いものなし?!
    自分も時々鉄道を撮りますが、ちょっと風圧がきたら腰がひけます。

    2015年5月18日 00:24 ラスティ (3)

  • 白石准

    ラスティさん、(映画のオーシャンズシリーズ大好きです。(^^)V)上に書いたしっぽなさんへのコメントにその頃の記憶を頼りに、どう感じたかを書いておりますが、今じゃ体験出来ませんね。

    この一連の撮影が、父との一番の想い出でした。

    2015年5月18日 09:59 白石准 (40)

  • ちくら(chikura)

    思い出を一杯秘めた、モノクロのSLの記念すべきお写真ですね。この時期まだ写真はモノクロだったように思います。昭和40年代前半に、八高線ではまだSLが走っていましたか。
    私は昭和35年より前に1、2度SLに乗った記憶があります。五日市線だったように覚えています。
    昭和35年頃、与瀬ダムから乗った新宿方面行中央本線の列車は、デイーゼルだったと思いますが、電化されていたかも知れません。

    2015年9月30日 23:25 ちくら(chikura) (0)

  • 白石准

    僕より大先輩のちくらさんは、客車に乗られたんですね。
    今大井川鐵道などで復活されているものをのぞいて、SLの客車には僕は乗った体験はありませんでした。
    この当時、貨物はこのSLとディーゼル車、客車は全部ディーゼル車だった記憶があります。
    いまだに八高線は単線なので、上行するときは外側内側両方ともボタンを押して個々のドアを開け閉めしています。
    私の住んでいる橋本駅(横浜線と京王相模原線がある神奈川県の駅)から茅ヶ崎に通じているJR相模線も同様です。もちろん両方とも電化はされていますが、、。
    この間アナウンスを聞いていて、相模線のいわゆる「のぼり」は、なんと、橋本から茅ヶ崎に向かう方向を意味していました。
    妻は茅ヶ崎出身ですが、「当然でしょう」と言うのですが、自分としては少しでも東京に近い側を「のぼり」とすると思い込んでいたので、東京出身としてはショックを受けました(爆)
    故に妻の実家方面に電車に乗るときは、のぼり電車なんですなあ、、(´Д`)

    2015年10月10日 20:07 白石准 (40)

コメントするにはログインが必要です。フォト蔵に会員登録(無料)するとコメントできます。